経済発展を続けるベトナムにおいても、FA(生産・製造工程の自働化)が進んでおり、それに伴い産業用ロボットの普及も近年加速しています。

産業用ロボットが普及すれば、ベトナム製造業の課題である、現地の優良な部品サプライヤー不足が解消に向かい、ベトナムにおける製造業全体の生産性向上にも寄与すると考えられます。

こちらの記事でベトナムサプライヤーについてまとめています。

 

そんなベトナムにおける産業用ロボットの普及とその将来性について考察します。

 

ベトナム 産業用ロボット市場の現在

まずはアジア市場に目を向けると、産業用ロボット市場は長らく日本の独壇場で、その販売台数も日本が群を抜いてトップでありました。

特に1995年ごろから急速に産業用ロボットが普及し始め、国内稼働台数が40万台近くになり、その後も30万台以上の産業用ロボットが日本国内で稼働し続けています。

次いでアジアで産業用ロボットが普及しているのが中国で、これは2000年代に入って中国に進出している日本の製造メーカー各社が中国工場においても、FA化を推し進めた結果とも言えるでしょう。

ではベトナムの方に考察を戻すと、2010年代に入ってもベトナムでは大きく産業用ロボットが普及するには至っていません。

しかし、2017年度に目を向けると、国際ロボット連盟(IFR)の発表で、ベトナム国内での産業用ロボット販売台数が約8,000台となり、急速にその市場は拡大しています。

日本のトップメーカーである

安川電機  http://www.yaskawavietnam.vn  

ファナックhttps://www.fanuc.co.jp/ja/service/asia/vietnam.html

などもベトナムに進出し、産業用ロボット販売に乗り出しています。

 

ベトナムにおける産業用ロボット普及への課題

当然産業用ロボットを生産工程に導入するという事は、FA化の技術者が必要になってくる訳で、手先の器用なベトナム人ワーカーを、次のステップとして製造工程を管理できる人材へと育成しなければなりません。

ましてや、現地ベトナム企業が産業用ロボット導入するに当たっては資金力や技術者の育成、メンテナンス・アフターサービスなど課題は山積しており、産業用ロボットを導入したは良いが、想定したほどの生産性の向上に結びつかなかったという事例も耳にした事があります。

要は、産業用ロボット導入に際しての、生産設計や治工具作成・工程設計・予防保全やアフターケアまで、幅広く生産現場の効率化に向けてのコストをかける事ができるかどうかが重点課題となります。

 

ベトナム 産業用ロボット市場の将来性

ベトナムへ進出する製造メーカーの増加により、生産工程の効率化による生産性向上による差別化が進む事が予想されます。

生産工程のFA化がより推し進められるようになるのは必死で、低賃金ワーカーの雇用によるコストメリットを活かした単純労働・大量生産のビジネスモデルは世界的に見ても行き詰まるのは目に見えています。

 

これからはFA化にIOTを基軸とするインダストリー4.0が工場の生産システムに革命を起こすことが予想されます。

マンパワーに頼っていた、工程管理・品質管理・治工具管理や人員管理が各生産ラインのマシンをIOTで繋げる事により、リアルタイム情報の共有や、工程の最適化・治工具消耗管理の最適化並びに加工条件などのマシン設定の数値化・エビデンスの記録による統計的品質管理のオート化が実現する事になります。

それを実現するには産業用ロボットなどのオートメーション設備の導入が必須となるので、10年・20年の中長期スパンで見れば、ベトナムにおいても産業用ロボット市場の未来は明るいと断言します。

 

まとめ

ベトナムに産業用ロボットが広く普及するのはまだ先の話ではありますが、間違いなく潜在的な市場規模は大きいです。

ベトナムの製造業の裾野の広がりは、必ず中長期でプラスとなるので、ベトナム現地の部品メーカーなどが積極的に産業用ロボットを導入し、FA化を推し進め、生産性のさらなる向上を実現してもらいたいものですね。

 

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