外国人ワーカーの自己流を頭ごなしに否定する日本人技術者

外国人ワーカーの自己流を頭ごなしに否定する日本人技術者

 

私はロボットエンジニアとして、人材派遣の管理者として外国人労働者と仕事をする機会も多いのですが、外国人労働者と共に仕事をする上で、国にもよるのですが、日本人に比べ自己流を入れたがる外国人ワーカーは多いです。

で、その自己流がとんでもない手法だったり、すごいなと驚かされる手法だったり、勉強させてもらう機会も多いんですよ。

 

一般に日本人技術者は社外の技術などに閉鎖的で、自社での製造技術や要素技術に固執してしまうきらいがあります。

柔軟性に欠けるというか、一途に自社技術の習得には励むのですが他の製造技術や要素技術を応用し、自社の技術に組み入れるのが不得意というか、それをやりきるパワーに欠けるというか。

 

そんなところに外国人ワーカーが入ってくると、折り合いがつかない事も多く。

『このやり方のほうが絶対早い』と外国人ワーカーが主張し、勝手にその手法でやり始めた日には、日本人技術者は『勝手な事するな!』とすぐに止めるか、まあどうでもいいと好きにさせるかのどちらかですね。

で、どうでもいいと好きにさせて不良なんかが発生するとほれ見た事かとまくしたてます。責任は日本人技術者がとらなければなりませんが、俺に恥かかせやがってみたいな感じで、高圧的に物を言う人も中にはいます。

そうなると外国人ワーカーは『あいつとは合わない』とあからさまにその日本人技術者を嫌います。ここまでくるともうダメですね。

 

じゃどんな対応が良いのかというと、私なりのベストかなというアプローチは、外国人ワーカーが自己流で作業し始めたら、とりあえず見守ります。

で、そのやり方がまずいと判断すれば制止し、そのやり方だとこの製品の工程後の品質検査に適合しないとか、標準作業として規定している手法の方が効率が良いと丁寧に説明します。

この説明時に重要なのが、自分で実際に標準作業通りにやってみせながら説明するという事で、説得力を付帯させるのと、日本語能力がそれほど高くないワーカーでも理解しやすいという点で、やってみせながら説明するのが重要となるのです。

経験値の高いワーカーほどやってみせて説明すれば標準作業に規定している手法の方が効率が良いと理解してくれます。

プラス技術者同士なので、しっかりと標準作業を見せつける事により、技術的にも一定のレベルを持っているとこちらからも知らしめる事ができます。

要は技術的な信頼関係を早期に築けるという事ですね。

 

もう一つのケースは外国人ワーカーの自己流が現在の標準作業よりも効率が良いというケース。そういう場合はそのまま自己流で最後まで工程をやりきってもらいます。

これは滅多にないのですが、その自己流がかなり優れた手法だという事を、指導する立場としてすぐに見抜けるという点と、良いやり方はすぐさま採用するという柔軟性を外国人ワーカーに知らしめる事ができるんですよ。

このケースだと一気に技術的な信頼関係と同時に、技術者としての柔軟性を外国人ワーカーが評価してくれます。

 

外国人ワーカーとの仕事で大事なのは、柔軟性を持ってあたる事、日本語能力いかんではなくやってみせて指導・説明する事、そしてその外国人ワーカーの国の文化に敬意を持って接する事です。

頭ごなしに外国人ワーカーのやり方を否定すると、外国人ワーカーからすると、受け入れられていない・尊重されていない・外国人だからと蔑視されていると思ってしまうかもしれません。

意図せぬところで意思疎通ができなくなってしまうという事ですね。

 

せっかく縁あって一緒に働くことになった人間同士です。言葉や文化・習慣の違いの問題はありますが、頭ごなしに否定してかかるような態度はお互いに何も良い事はないので、柔軟性を持って良いものは取り入れるという姿勢で臨みましょう。

 

 

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