日本人は外国人労働者受け入れの覚悟を

日本人は外国人労働者受け入れの覚悟を

 

外国人労働者受け入れ関連のニュースが飛交う昨今の日本。

秩序なき受け入れは当然負の側面が強くなり、治安の悪化や生産性の低下・受け入れ過多による日本人雇用の喪失などが懸念されます。

 

AIやIOTなどのイノベーションが広く普及すれば、きつい・汚い・危険ないわゆる3K労働といわれる作業を外国人労働者で代替するのではなく、産業用ロボットを代替として作業させればよいのですが…。

さすがに10年・20年後は確実にAIやIOTによるイノベーションが一般作業現場にも普及しているものと考えますが、2・3年後に中小企業の現場に普及するというのは現実的ではないでしょう。

 

私は職業柄、製造業の最前線現場に人材を派遣する管理者も兼務しているのですが、はっきり言って今の若者には3K労働は長続きしませんし、そういった仕事は残念ながら選択肢にすら入りません。

では、実態としてAIやIOTが普及していないのにも関わらず、誰が製造現場の3K労働を担っているのでしょう?

その答えは、3K労働に慣れたベテラン現場技術者と技能実習生や外国人エンジニア・定住者や永住者の配偶者などのビザを持つ、外国人労働者です。

 

 

製造3K現場の最前線からの若者離れ

 

製造業といっても、大手製造メーカーの作業現場なら6S(整理・整頓・清掃・清潔・躾・安全(safety))も行き届き、残業も組合との協定で上限が定められ、キャリアプログラムも充実している事から、一昔前の3K労働的な現場は少なくなっています。

しかし、中小零細の製造業現場は未だ3K労働的な環境が色濃く残り、製造業に占める中小企業及び小規模企業の割合も99%以上となっており、

いわば日本の製造現場にはまだまだ3K労働が多く残るという事になります。

 

しかし、若者は露骨に3K労働が残る中小・小規模製造業を避け、これだけイノベーションによる働き方の変革が起きている時代においても、哀しいかな少しでも規模の大きい企業、ネームバリューのある企業に就職する事を良しとしてしまっている若者も多いです。

 

 

若者を雇用できない企業は安直に外国人労働力に頼る

 

では若者を雇用できない中小・小規模企業はどういった手で労働力不足を解決するかというと、技能実習生や外国人エンジニアなど外国人労働者に安直に頼ってしまう訳です。

 

仮に単純軽作業ばかりの現場なら日本語能力も拙く、技術力もほとんどない外国人労働者でも労働力となるでしょう。

しかし、まがりなりにもMade In Japanというある意味品質ブランドを誇る日本のものづくり現場に、日本語能力が低く、技術力も低いレベルの外国人労働者が入って来て、戦力となり得るのでしょうか。

 

それは各企業それぞれの現場マネジメント力や運営方法によって戦力となるかどうかが決まってくるのですが、では外国人労働者に対してどのような受け入れ方法で、

どのように個々の企業運営や組織マネジメントや組織風土に馴染ませるのかという点についても考察していきます。

 

 

視覚的に捉えられる作業マニュアルを

 

タブレットが普及し始めて10年以上が経ちますが、未だにほとんどの中小零細企業の作業現場には、

簡易的な紙ベースの作業マニュアルしかありません。(そもそも作業マニュアルや作業標準すら存在しない現場もざら)

 

そんな現場に外国人労働者が雇用され、さあ今日から一緒に働きましょうって言われても、

日本人の現場作業員は戸惑うことばかりでしょう。

 

カン・コツを細かく把握して進めなければならない作業ばかりの現場なら、

外国人労働者に正確にカン・コツを教えるのにも難があるので、

こちらの記事にて書いたように

 

視覚的にカン・コツや工程の流れを捉える事ができる工程動画を作業マニュアルとして適用する事です。

一定程度の技術レベルの外国人労働者なら工程動画を見ながら反復して作業を1日続ければ、

ある程度は工程を把握できます。

 

 

異文化や異なる習慣に閉鎖的な日本人から脱却しよう

 

そもそも外国人労働者に対して何の気兼ねもなく、違和感なく一緒に仕事できる日本人って案外少ないです。

日本人は自分達が思っている以上に異文化や異なる習慣に閉鎖的な人が多いですよ。

まずはそこを認識して、外国人労働者との向き合い方を1人1人が考える事からです。

 

日本人だけで仕事をし、日本人にものを売って、日本人同士で利益を享受しあう時代は終わったのです。

グローバリゼーションの潮流を日本という防波堤で止める事はできません。

それだけ後進国・中進国と呼ばれる国々の成長速度は凄まじく、

10年後ですら、日本が世界トップクラスの先進国である事ができるかどうかすら保証はないでしょう。

こちらも参考に

 

閉鎖的な意識を変革するなら現在のタイミングをおいて他にはないでしょう。

国民の声がどうであれ、自民党一強の政治体制の中では、政府の方針通りにしか事は進まないのです。

覚悟を決めましょう。

 

 

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